大腸がん
大腸がんは、食生活の欧米化により、日本では増加傾向にあります。
特に動物性脂肪が原因として重要であります。
現在日本では がん発生の統計では 男性では 胃がん、前立腺がんについで3番目、女性では 乳がんについで2番目です。
大腸がんの原因として、一般的に大腸ポリープと呼ばれる良性の大腸腫瘍(腺腫)が、徐々に大きさと組織の悪性度を増しながら 癌化していくと考えられています。
症状として 血便、便通異常(便秘、下痢)、腹痛ですが 早期のうちは ほとんど症状はありません。
従いまして、大腸がん早期発見の為試薬を用いて早期の微量な便の潜血反応を見る、便潜血検査(2日間)が極めて 重要と考えます。
便潜血陽性であれば 当然大腸ファイーバーの検査となります。
当院でも 毎週行っております。
大腸は部位によって、結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)と直腸に分かれますが S状結腸がんと直腸結腸がんで全体の2割と5割 計7割を占めています。
大腸がんは、粘膜、粘膜下層までの癌を早期がん、固有筋層以下に進展した癌を進行がんといいますが、早期がんのうち リンパ節転移が疑われない癌は、内視鏡切除が可能であり、
現在日本では盛んに行なわれています。
リンパ節転移が疑われたり、進行がんの場合は抗がん剤を併用しながら 開腹手術、腹腔鏡下手術が行われています。
腹腔鏡下手術は、開腹手術と比べて時間がかかりますが 手術侵襲が少なく、手術後の成績も回復手術と同等な為、今後も増えていくと思われます。
潜血検査(2日間)が極めて 重要と考えます。
便潜血陽性であれば 当然大腸ファイーバーの検査となります。
当院でも 毎週行っております。