小平市消化器

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小平市学園西町2-13-37 カミデビル3階

胃がん

現在、胃がんは、かって日本人に最も多い癌でしたが、近年食事の変化やピロリ菌の除菌等によって、徐々に漸減傾向にあります。
原因は、胃粘膜上皮の慢性胃炎や委縮性胃炎、胃粘膜上皮が、腸上皮で置き換わる腸上皮化生が関わってきます。
最近では、すべてではありませんが ピロリ菌が大きく影響していることが、わかってきました
胃がんの分類として、胃がんが粘膜、粘膜下層にとどまる早期胃がんか、固有筋層を超えた 進行胃がんかが大事であります。次に細胞の組織形態として、分化型腺癌か未分化型腺癌かが 予後に大きく影響してきます。
早期胃がんで、組織は分化型腺癌 ある程度の大きさ以内で リンパ節転移がなければ 十分内視鏡的に切除可能であります。
予後は非常に良好です。

リンパ節転移が疑われた場合、あるいは進行胃がんでは、基本的にOPE適応となります。
遠隔転移、腹膜播種(転移)、進行胃がんで未分化癌(スキルス)等では、OPE 適応とならず 抗がん剤等の治療が主となりますが、残念ながら現在でも予後はよくありません。
症状は、始めはほとんどありません。癌の進行と共に、様々な胃部不快感。さらに進行すると食欲不振、体重減少が出現してきます。
予防は、一般的に禁煙を勧めます。当院では禁煙外来を行っております。
さらに大事なのは、内視鏡でピロリ菌の有無を確かめ、ピロリ菌陽性の方は、ぜひ除菌治療を行ってください。
除菌は、将来の胃がんを予防するためにも大変重要であると考えています。